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真綿との共生、生成 松嵜日奈子(地域貢献スペース/立川)

多摩信用金庫本店2階ギャラリー(地域貢献スペース)では、松嵜日奈子(まつざきひなこ)による個展「真綿との共生、生成」を開催いたします。


女子美術大学立体アート専攻在学中に真綿(絹の一種)と羊毛フェルトに出会った松嵜。真綿という素材特有の感触、光沢、繊細さなどに触れたとき、その美しさに衝撃を受けたと言います。


蚕のつくる繭からできる真綿。その長い歴史と生成の過程への敬意を込め、真綿と羊毛フェルトを組み合わせた立体表現に一貫して取り組んできました。


今回展示されるのは、染色した真綿を用いた立体造形作品。会場の特徴である横長の壁面を利用した作品構成にも注目です。ぜひ足をお運びください。




《かわりゆく流れ》(参考)

過去の展示風景(参考)



作家より

私の住む砂川地域には蚕を祀った蚕影神社(こかげじんじゃ)があります。

ほんの少し前まで身近にお蚕さんがいる生活を送っていた事を感じます。

真綿の太古から脈々と受け継がれた歴史、重ねてきた時の流れ、自然界のGIFTである天の虫、蚕から命と引き換えの絹、真綿で日本の美の世界を表したいと思っています。

繭玉を広げた角真綿は、水の中に入れる前は、ふわふわとしていてキメ細かくやわらかく、染色の際、お鍋の中ではゆるゆるとほぐれて、同じ「やわらかい」という言葉でもまったく違う手触りになります。

真綿だけでは独立して形を成すことが難しいために羊毛フェルトの力を借りながら、真綿との共生・生成を表現します。


 

企画概要 

真綿との共生、生成

会期|2024年4月8日(月)〜5月17日(金)

利用可能時間|午前8時〜午後9時

入場料|無料

会場|地域貢献スペース(多摩信用金庫本店本部棟2階北側通路のギャラリースペースです)

         〒190-8681 東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫本店2階

お問い合わせ|042-526-7788(たましん美術館)


出品作家

松嵜日奈子 まつざきひなこ

1984年 東京都生まれ

2006年 女子美術大学芸術学部立体アート学科卒業


主な展覧会

2023年 羊毛フェルトのクリスマス展 (BASE☆298 立川)

2023年 繭の立体作品展 (BASE☆298 立川)

2023年 夏の色 風の心 (コート・ギャラリー国立)

2021年 アールブリュット立川×若手アーティスト×花とみどり (昭和記念公園 立川)

2020年 松嵜日奈子 あべななえ カラフルないちにち (Cafe rin 八王子)

2019年 メルヘン展Vol.3~虹色の森へご招待~  (にじ画廊 吉祥寺)

2019年 アートフォーラムin河鹿園2019  (旅館建物室礼美術館 河鹿園 青梅)

2019年 手づくり絵本展Vol.7~うさぎさんのわすれもの~  (Cafe rin 八王子)

2019年 立川タクロスグループショー  (立川タクロス)

2018年 羊毛とラフィアふたり展  (こりトリはうす 八王子)

2017年 ~3人によるクリスマス展~もうすぐクリスマス  (アートスペース88 国立)

2016年 畔蒜克則 松嵜日奈子 展 (コート・ギャラリー国立)

2014年 コート・ギャラリー国立開廊20周年記念 松嵜日奈子展 (コート・ギャラリー国立)

2013年 松嵜日奈子展 ~ハニーズガーデン~ (boogaloo cafe 八王子)

2013年 松嵜日奈子展 ~水中散歩vol.2~  (サンクタス立川)

2013年 松嵜日奈子展 ~水中散歩~ (立川市役所)

2013年 松嵜日奈子展 ―ゆったりふんわり包まれて―  (立川市子ども未来センター)

2011年 松嵜日奈子展 ―彩りひなこ御膳― (ネパールカレー奈央屋 八王子 )

2011年 松嵜日奈子展 ―真綿からの贈り物―  (ギャラリーモンド 国立)


受賞歴

2012年 第18回真綿の「ヴィジュアル・アート」公募展 審査員特別賞  (田中八重洲画廊)

2007年 第13回真綿の「ヴィジュアル・アート」公募展 佳作 (銀座 朝日アートギャラリー)

2006年 第12回真綿の「ヴィジュアル・アート」公募展 会長賞(銀座 朝日アートギャラリー)







会場は、たましん本店2階です。たましん内エスカレーターおよびエレベーターでお上がりください。

GREEN SPRINGS 2階と直結しており、同エリアの噴水のある広場に面しています。

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