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【予告】生誕130年 阪本牙城 タンク・タンクロー展(たましん美術館/立川)

  • t-zaidan
  • 6月26日
  • 読了時間: 3分

更新日:6月28日





阪本牙城(1895-1973)の代表作『タンク・タンクロー』を知っていますか?


「日本SF漫画の元祖」といわれ、1952年の手塚治虫『鉄腕アトム』より昔の1934年に誕生した漫画で、古典名作として漫画史に位置付けられています。丸い鉄球の胴体に、8つの丸い窓。その窓から刀やピストル、大砲、翼などを出して自由に飛び回り、ワルモノをやっつけるタンクローは、スーパーヒーローとして戦前の子どもたちに絶大な人気を誇りました。

作者の阪本牙城(本名・雅城)は東京府西多摩郡五日市町(現・東京都あきる野市)に生まれ、小学5年の頃に五日市小学校の校章をデザインするなど、早くから才能をあらわしました。20代で岡本一平の日本漫画会に参加し、漫画家としての道を歩みはじめ『幼年倶楽部』に持ち込んだタンクローの案が「空前絶後、古今未曾有」と絶賛され1934年から連載を開始、一躍人気作家となりました。

その後、1939年に満洲に渡り満蒙開拓では旧満洲開拓総局の広報担当としてつとめ、「義勇隊漫画部隊」を結成し、青少年に漫画の描き方を教え軍隊を励ましました。満洲から北朝鮮へて開拓総局員の家族らの先頭に立ち1年がかりで帰国。人生観が一変した牙城は、画号を雅城と変え、戦後は「禅」に熱中します。南画・水墨画で深い精神性をたたえた傑作を多数てがけ、個展を開催しました。

本展は、タンクローの貴重な漫画原画をはじめ、戦後は水墨画家として活動した阪本牙城(雅城)の画業の全貌を美術館で紹介する初めての企画です。アイデアノート、未掲載原画、未発表の水墨画など初公開資料が多数。戦前の漫画の豊かな表現、そこから禅の精神世界へと進んだ牙城(雅城)の生涯は、現代に生きる私たちに多くの感動を与えてくれるでしょう。



1.会  期 2025(令和7)年7月19日(土)~9月28日(日)

2.会  場 たましん美術館(〒190-8681東京都立川市緑町3-4多摩信用金庫1階)

3.主  催 公益財団法人たましん地域文化財団

4.協  力 タンクロー出版、五日市郷土館、高幡不動尊金剛寺、梅洞寺、LINE Digital Frontier 株式会社

5.後  援 あきる野市、あきる野市教育委員会、立川市教育委員会

6.開館時間 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)

7.休 館 日 月曜日(7月21日、8月11日、9月15日(月・祝)は開館し、7月22日、8月12日、9月16日(火)は休館)

8.入 館 料 500円、高・大生300円(中学生以下無料)

※次の該当者は無料 中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方(ただし1人につき1人まで、障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可能)、たましんPlus会員(旧シニア・スクエア会員。本人とお連れの方1人まで)


【関連イベント】

1.ギャラリートーク  会場をめぐりながら出品作品について解説します。

・日時:8月8日(金)14:00-14:30

・講師:藤森梨衣(本展企画者/女子美術大学美術館 学芸員)

・会場:たましん美術館 展示室

・備考:申込不要/参加費無料(別途、要入館料)


2.まるで科学実験?キッチンリトグラフでタンクローの版画を作ろう!

コーラ、油、アルミホイルなど身近にあるものを使ったリトグラフ(版画の一種)で、ポストカード作りに挑戦。阪本牙城になりきって、タンクローをモチーフにした絵柄を描きます。

・日時:8月23日(土)①11:00-12:30、②14:30-16:00

・講師:早川佳歩(アーティスト・版画家)

・会場:多摩信用金庫本店3 階 たましん事業支援センター(Win センター)

・参加費:1000 円

・対 象:中学生以下(小学3年生以下は要保護者同伴)

・定 員:各回10 名

〈ご予約方法〉

たましん美術館お問合せフォーム、お電話、美術館受付のいずれかにて、以下の情報をお知らせ

ください。

①参加される方のお名前と学年

②参加をご希望の時間帯(11:00-12:30もしくは14:30-16:00からいずれかをお選びください)

③当日同伴される保護者の氏名(複数名お越しになる場合も、全ての方のご氏名をお教えください)

④連絡先(電話番号)

※申し込みは先着順です(人数に達し次第受付終了となります)









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