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【予告】生誕130年 阪本牙城 タンク・タンクロー展(たましん美術館/立川)

  • t-zaidan
  • 6 時間前
  • 読了時間: 2分


阪本牙城(1895-1973)の代表作『タンク・タンクロー』を知っていますか?


「日本SF漫画の元祖」といわれ、1952年の手塚治虫『鉄腕アトム』より昔の1934年に誕生した漫画で、古典名作として漫画史に位置付けられています。丸い鉄球の胴体に、8つの丸い窓。その窓から刀やピストル、大砲、翼などを出して自由に飛び回り、ワルモノをやっつけるタンクローは、スーパーヒーローとして戦前の子どもたちに絶大な人気を誇りました。

作者の阪本牙城(本名・雅城)は東京府西多摩郡五日市町(現・東京都あきる野市)に生まれ、小学5年の頃に五日市小学校の校章をデザインするなど、早くから才能をあらわしました。20代で岡本一平の日本漫画会に参加し、漫画家としての道を歩みはじめ『幼年倶楽部』に持ち込んだタンクローの案が「空前絶後、古今未曾有」と絶賛され1934年から連載を開始、一躍人気作家となりました。

その後、1939年に満洲に渡り満蒙開拓では旧満洲開拓総局の広報担当としてつとめ、「義勇隊漫画部隊」を結成し、青少年に漫画の描き方を教え軍隊を励ましました。満洲から北朝鮮へて開拓総局員の家族らの先頭に立ち1年がかりで帰国。人生観が一変した牙城は、画号を雅城と変え、戦後は「禅」に熱中します。南画・水墨画で深い精神性をたたえた傑作を多数てがけ、個展を開催しました。

本展は、タンクローの貴重な漫画原画をはじめ、戦後は水墨画家として活動した阪本牙城(雅城)の画業の全貌を美術館で紹介する初めての企画です。アイデアノート、未掲載原画、未発表の水墨画など初公開資料が多数。戦前の漫画の豊かな表現、そこから禅の精神世界へと進んだ牙城(雅城)の生涯は、現代に生きる私たちに多くの感動を与えてくれるでしょう。




1.会  期 2025(令和7)年7月19日(土)~9月28日(日)

2.会  場 たましん美術館(〒190-8681東京都立川市緑町3-4多摩信用金庫1階)



展覧会の詳細情報は、後日更新します!









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