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流れる ユン・パクドヒ(地域貢献スペース/立川)

更新日:2023年10月12日

多摩信用金庫本店2階ギャラリー(地域貢献スペース)では、尹朴陶熙(ユン・パクドヒ)による個展「流れる」を開催いたします。

ユンは、武蔵野美術大学版画専攻(現・グラフィックアーツ専攻)を卒業後、現在は同大学造形研究科博士後期課程に在籍中の版画作家です。韓国出身の彼女は、幼少期からアジア圏を中心にさまざまな国や地域に滞在してきたといいます。そのことは、あくまで自身が外国人であるという視点のもとで、人と人の間、ある地点と地点の間にある境界について表現するという彼女独自の制作テーマをもたらすことになりました。

彼女は、これまでに銅版画を中心に、海などの揺れ動く水面のイメージを画面いっぱいに繊細なタッチで描いた作品を発表してきました。特に、複数の支持体に刷った絵をタイル状に並べて構成した大型の作品は、見る者に、水の流れそのものと、絶えず流れゆく時間の中へ没入していくような感覚を呼び起こします。今回の企画では、そんな大型作品を中心に、地域貢献スペースならではの「天井が高く横に長い」空間の広がりを意識した展示構成となります。ぜひご高覧ください。



作者による銅版画作品(一部)



作家より

私は子供の頃からフィリピンに滞在したり、長年日本に住んだり、国を超える経験をしてきた。そこで感じた、環境に合わせて姿を変える人々を木の形に合わせて表現してきた。今は主に川や海の水面のイメージを、銅版画を中心に制作している。水の流れは連続的に流れる時間の積み重ね、すなわち歴史そのものである。水の表面を見ると、一見止まっているように見える。しかし、その中は常に流れていて一度見た水は二度と見ることはできない。その姿は、時間の流れを感じることが難しい私たちの社会と似ている。その流れる水は“人と人”、“場所と場所”あるいは“人と場所”を分ける境界線として形成している。銅版の上に時間を刻むように傷をつけながらイメージを作り出す行為は、まるで歴史の中に痕跡を残すようなことを象徴する行為でもある。

私は作品を通じて、人々が、自分が住んでいる土地とこれから住んでいく場所に関して一度考えてみることを望む。私は共感が最も素敵な慰めだと思う。私の作品を見ることで鑑賞者の心の中の海を思い浮かべることができる経験をして欲しい。



 


企画概要

流れる 

会期|2023年9月4日(月)〜10月13日(金)

利用可能時間|午前8時〜午後9時

入場料|無料

会場|地域貢献スペース(多摩信用金庫本店本部棟2階北側通路のギャラリースペースです)

〒190-8681 東京都立川市緑町3-4 多摩信用金庫本店2階

お問い合わせ|042-526-7788(たましん美術館)


出品作家

尹朴陶熙 ユン・パクドヒ 

2019年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻 卒業

2023年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻版画コース 修了

現在、武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程造形芸術専攻1年在学中



 

会場は、たましん本店2階です。たましん内エスカレーターおよびエレベーターでお上がりください。

グリーンスプリングス2階と直結しており、同エリアの噴水のある広場に面しています。


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